臨床研修

若手医師からのメッセージ

松本 峻弥先生(2019年 入局)

私は2017年に新潟大学を卒業後、初期研修を経て2019年に東京医科歯科大学腎泌尿器外科学教室に入局いたしました。
現在、医師6年目(泌尿器科4年目)となり研鑽の日々を過ごしております。

当教室の最大の魅力は、充実した関連施設と指導体制です。
東京都・埼玉県・千葉県・茨城県において、4つのがんセンターと8つの市中病院を擁しており、それぞれの施設で経験豊富な上級医から親身な指導をうけることができます。DaVinci(手術支援ロボット)は10施設で導入されており、後期研修医にも執刀の機会があります。

私は入局後9か月を大学病院で研修し、泌尿器科の様々な疾患や病棟管理を学びました。
その後2年間、国立がん研究センター東病院に出向。連日の手術、透視検査で様々な手技を習得しました。在籍中にDaVinciの術者資格も取得しました。
現在はJAとりで総合医療センターにて良性疾患(尿管結石症、前立腺肥大症、骨盤臓器脱など)や泌尿器癌の手術と外来を勉強しております。

他大学出身の私ですが、排他的な雰囲気は一切感じません。温厚な先生が多く、居心地の良い雰囲気の教室であると感じています。
がん専門施設と一般泌尿器科病院のバランスがよく、質が高く密度の濃いトレーニングを積むことができます。また、当教室では論文執筆や海外学会発表の経験が豊富な上級医が多く、親身に指導してもらえるため、臨床だけでなく研究面での成長も実感しております。

泌尿器科に興味のある先生方は、ぜひ見学にいらしてください。お待ちしております。

池田 理子先生(2019年 入局)

初めまして、池田理子と申します。
2017年東京医科歯科大学を卒業し、初期研修の中で癌の治療に最初から最後まで携われる泌尿器科に魅力を感じ、当教室に入局しました。当教室は悪性腫瘍の治療に力を入れており、関連病院に複数のがんセンターを含み、悪性腫瘍の症例が豊富です。手術手技の習得はもちろんのこと、自分の外来で診察し、診断をつけ、治療方針を決定し、合併症・副作用にうまく対応するというような一連の癌診療を早くから経験することができます。癌患者さんの一生を左右する責任の重さとともに大きなやりがいを感じ、日々勉強に励んでいます。

日常診療の中では教科書やガイドラインに書いていないような疑問がたくさん生まれます。当教室には指導熱心な先生が多く、疑問の解決策だけでなく、そこから論文にまとめあげるところまで教えてもらえます。教室全体で臨床だけでなく研究にも、更に世界に向けて発表しようという姿勢で取り組んでおります。大学病院では週1回英語のカンファレンスがあり、国際学会へ挑戦することもできます。私は大の英語嫌いでしたが、英語の発表の仕方や発音の練習方法を教えてもらったりするなどして、なんとか英語に対する苦手意識を克服しつつあります。

泌尿器科は未だ女性医師が少ない領域です。その中でも臨床で活躍している先輩や、ご家庭をもちながら論文を執筆する先輩の姿に憧れ、同期・後輩にも女性医師も増え心強く感じています。仕事と家庭の板挟みでたくさん悩みもありますが、藤井教授、医局長を初め、当教室の先生方は若手全員を大切に育てようとしてくれており、色々な相談に乗りサポートして下さいます。私も仕事と家庭をうまく両立できるよう頑張りたいと思います。

まずは一度見学にいらっしゃって下さい。皆さんと一緒に働く日を楽しみにしております。

廣瀬 航平先生(2021年 入局)

2019年卒の廣瀬航平と申します。
私は東京医科歯科大学を卒業し、市中病院にて2年間の初期研修を経たのちに、2021年に東京医科歯科大学腎泌尿器外科学教室に入局しました。
もともと泌尿器科という領域がカバーする疾患の幅広さに魅かれつつ、新しい技術や知見を積極的に取り入れていく当院当科の姿勢に感銘を受けて入局した私ですが、大学病院での1年間の研修は本当に盛りだくさんの、充実した1年であったと感じます。

右も左も分からなかった4月から、病棟チームの上級医を中心に疾患病態・検査・治療手技・術後管理といった臨床の基礎を叩き込んでいただきました。病棟管理の実働部隊として日々の管理を学びつつ、外科手技についても経尿道的手術を主とした執刀の機会があるのも、術前術後管理の責任の重さを自覚できて身が引き締まりました。さらに早い時期からRARPの助手などロボット手術に携わる機会があったのは、今後の泌尿器科医人生を考える上で大きなモチベーションになりました。
研究面でも上級医陣から綿密なアドバイスを受けることができ、また何より上級医の先生方自身が非常に多く論文発表・学会されていたのが刺激になりました。

強いて言うと、研修開始当初からコロナ禍があり医局内での飲みニケーション(死語でしょうか?)が無かったのは大変残念でありました。一方でお酒の助けがなくとも、週2回のカンファレンスや医員室でのやり取りで上級医への相談はとても風通しよくできましたので、悩みを一人で抱えるようなストレスが生じなかったのは救いでした。

もちろん覚えることが多く忙しさはありますが、ここでは書ききれないほどの魅力がある医局です。入局を迷っている方はぜひ一度見学にいらしてください。