当教室で精巣腫瘍の治療をされた患者さんへ
精巣腫瘍は若年男性に発生することが多く、社会的にも非常に重要な疾患のひとつです。しかしながら、比較的まれな疾患であるため、特に診断時に転移のない患者さんの治療・経過観察については、国際的にも明確な方針が定まっておらず、施設毎によってその対応が異なるという問題点がありました。
これらの問題点を解決するべく、この度、当教室は大阪大学泌尿器科学講座が行っております「精巣腫瘍に関する大規模調査」に協力することといたしました。これは全国の主要な医療機関を対象としており、当教室は「既存試料・情報の提供を行う機関」として、大阪大学への情報の提供を行います。当教室においては、
「2004年1月から2019年3月の間に精巣腫瘍(胚細胞腫瘍)の診断で手術を行い、かつ手術時に転移がなかった患者さん」
を対象としております。
研究の詳細についてはこちらをご参照ください。
なお、情報の提供は患者さんの生年月以外の個人を特定しうる情報は匿名化された状態で行われます。また、過去の診療情報を扱いますので追加の検査等はありません。また、この患者さんへのお知らせをもって患者さんからのご同意を頂いたものとして実施させていただきます。また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。
患者さんにおかれましては研究の趣旨をご理解いただき、ご協力をいただければ幸いです。
照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
東京科学大学大学院 医歯学総合研究科 腎泌尿器外科学教室
住所:東京都文京区湯島1-5-45
電話番号:03-5803-5295(ダイヤルイン)(平日9:00~17:00)